友達の一周忌が近づいてきました
昨年亡くなった友達Nの話
再来月ですが一周忌になります
Nは私が付き合っていた友達の中で一番面白い人でした
破天荒なところがあるのに常識人
話が面白いから友達も多かった
Nと話しているといつも笑いが止まらない
私が「芸人より面白い」というと「ケンカ売ってんのか!」と
いつも笑いながら怒っていた
Nの家にもよく行っていたし
2人で飲みに行ったりもした
みんなで飲みに行ったことも何回かあったけれど
2人で飲みに行くのもすごく楽しかった
Nはいつも乾杯の後に
「今日はサキに勝つから!」
とよくわからない勝負をしかけてきた
いつも自分の方が酔って負けたと思っているみたいだった
私は私でいつも酔って記憶も曖昧で💦
自分の方がお酒は弱いと思っているのに
というかそもそも勝負なんかしていないのに(笑)
なぜかいつも「勝負!」とか言って
最後に「負けた!」とか言って(笑)
バカな話ばっかりしていて楽しいお酒だった
一度飲んで楽しくなっちゃって
「遠回りして帰ろう!」「山道を行こう!」と言って
(今考えたら信じられない💦女2人で危ない💦)
山の中の道を遠回りして2人で歩いていたら
Nは気持ちが悪くなったらしく
「ちょっとここでいいかな~」と言いながら
崖の下にむかって吐いていた
それを横で見ていた私は笑いが止まらなかった(≧▽≦)💦
(私はこの時のことを「山ゲロ」と呼んでいる)
大事なことを相談しあうという友達というよりは
楽しい時間を共有する友達だった
ガン治療が始まってからも
「薬を飲みたくない」と担当医とケンカしたとか
通院の話、担当医の話、看護婦さんとのやりとりも
全部面白おかしくツッコミで話してくれた
私は私で治療のことを聞いていいのか
聞かない方がいいのか
結局病状については、Nから話してくれたこと以外はこっちからは聞かなかった
Nがいつも楽しく話していたかったのかなと思うと
楽しい話だけで終わらせた方がいいと思った
Nが前向きだったからなのか
緩和ケアになってから2年以上も普通に生活していた
もう飲みにはいかなかったけれど、たまにランチをした
そして亡くなる1か月前まで普通にランチができていた
最後のランチの時も笑って食べて普通に別れた
最後まで私のことを笑わせてくれたN
あんな人はいない
あんな楽しい友達はいない
むこうはどう思っていたかわからないけど私にとっては親友
大事な相談に乗らなかったからNはそう思っていなかったかもしれないけれど
今はすごく寂しいけれど
そんな友達Nのことを見習わなければ
たくましく生きる見本を見せてもらったと思っています